『ジョゼと虎と魚たち』

noho_hon2005-08-14

やはり、実家に文庫本、ありました。
田辺聖子といえば、大阪に就職して大阪に移住した年、興味深く、何冊も読んだので、置いてた記憶あった分… 見つけることができて、ちょっと嬉しひ。
映画を見てる分、よりイメージが鮮明になり「うんと分かりやすかった!」です。
でも、原作と映画は、かなりディテールが違ってますね。でも、それぞれの世界が秀逸で、ちょっと感心してしまいました。犬童一心監督のアレンジ、あれはあれで、味だったかもしれませんね。
思えば、当時は、同じオットナ〜な機微を描いてても、どちらかというと、田辺聖子のぼちぼちとしたユーモア加減が、すこしゆるく感じられ、むしろ向田邦子の江戸っ子らしい(?)、鋭さや明快さに、同じ微妙な毒を扱っても、若い気分は「すっきり感」を覚えましたが、今、読むと、「ああ、違った流派の名人だったのね」と、再確認させられることしきり。
改めて、田辺聖子の眼力と手腕、おそるべしっ!