飛ぶ夢、泳ぐ夢

ネットでオハナシしてる内、驚いたことのひとつに、「泳ぐ夢、飛ぶ夢」ってのは、意外や意外。じつは「みたことない」って方が大多数で、「どちらか」派はいても「両方とも経験アリ」って方に、いまだお目にかかったこと無いのに「へぇ〜〜っ」と感心してしまいました。
いや、ありません? まるで、魚のように、「不思議と水の中でも息ができて、魚と一緒に、すいすい泳いじゃう夢」とか、たとえばトトロじゃないけれど、傘につかまってる内、身体がす〜ぅと浮いてしまい、ふわりふわり… メリーポピンズ状態になる夢って。
しかも、うんと感触がリアルで、全身が猛烈に「懐かしい!」んですよ。
中島みゆきは、『この空を飛べたら』の中。その、独特の気分。空への郷愁?をして「人は昔、鳥だったのかも」みたく歌い、ひどく共感おぼえるものがあったですが、すぐれた表現者は、このあたりのデリケートな領分のすくいあげが、じつに「うまいっ!」ですよね。
グラン・ブルー』は、ほとんど、DNAに訴えかけるような水中風景と「青の描写」が見事!だし、宮崎アニメは、あれほど「大空への憧れ」を全身でもって体感させてくれるものは無いなぁ、と舌を巻いてしまうばかり。
余談ながら、スーファミ版『ゼルダの伝説』をはじめてプレイした時。冒頭あたり。「雨がざぁざぁ降る」みたいな光景に、あ〜まりにも「五感に訴えかける」ものがあり、それだけで「これ、間違いなく名作っ」と、驚嘆した!記憶あります。
表現の神は、ディテールに宿る(だっけ?)って、まさに本当だなぁ、としみじみ