『世界の中心で、愛をさけぶ』

世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]
昨年の夏。大評判だったし、(特にCMに使われたシーンが印象的…)ドラマ版も素敵だったので、うんと期待してたんですが、なまじドラマ版から見てしまったせいか、やはり、最初にインプットされた山田&綾瀬コンビの「サクとアキ」のイメージが、頑強。
既に「像ができあがってシマッタ」せいか、やはり、男子垂涎の、マドンナ像… 美人で、勉強ができて、スポーツ万能(しかも、健気)という高嶺の花的、キラキラ度は、ドラマの方に、より軍配かな?と感じてしまいました。
いや、映画は映画で、うんと雰囲気。双方、バランスとしては、実に絶妙なんですがね。弱々サクちゃん(と、我家では呼ばれている)も、いいけど、これも、なかなかにOK。
特に映画版のサクは、青年期と少年期で違和感がない分。そういう意味で、なかなかに良かったです。体育館のシーンも、実に珠玉だったし…。
ただ、原作を読んでない分、何とも言えないんですが、「サクの現在」を追加するなら、映画版の「普通のサラリーマンになる」展開より、ドラマ版の「お医者さんになる」方が、気分的に「しっくりいく」ものがあったのでした。
また、すっごく、しょ〜もないことですが「あの、みかん色のチンチン電車は、絶対。松山だよね〜〜っ」と変なことで盛り上がってしまったりしてね。(エンドクレジットを見て「やっぱりぃぃ!」と大ウケ)
やはり、順番マジック、おそるべし!
だからこそ、恋愛における異性の親の影響とか、初恋って侮れないのかもしれませんね。改めて再確認…(気のせいか、韓国ドラマも“初恋をひきずる”パターンって、やたら多くない?)
だけど、名優は、どんな場にありても、独特の存在感と芳香めいたものを放ちますよね。さすが黒澤映画の名優。ドラマ版の仲代達矢、映画版の山崎努、ディテールは違えど、ポジション的には一緒の場所で、他を圧して光りまくってたのが印象的
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