『アメリ』

えらいぞ、衛星放送… ここのところ、好きな作品の目白押し!で嬉しいかぎり。
しかも、たいがい、最初は深夜放送とかを「小さな画面で見てる」もので、大画面と、それが生きるキレイな映像に、大感激。
アメリ【期間限定スペシャル版】 [DVD]
音楽といい、独特の映像センスといい、ちょっとトボけた、ユーモラスなテンポといい… ファッションからインテリア、小道具に至るまで、ジャン=ピエール・ジュネ監督ワールド。冴え渡りまくりっ!
最初は雑誌で「オシャレな映画で、女の子に人気」みたく紹介されてて知ったので、うんと、ほのぼの系だと思ってたら、あっちょんぶりけ。
場合によっては「可愛い悪戯」というよりは、(特に懲らしめ系では)かなりの小悪魔してたり、大らかにエロチックなシーンがあったり… たじろいだ記憶ありますが、やはり「さすが!」ですよね。
あるいは「他人と、うまく関われない」ってキーワード部分が、これほど共感を呼ぶとは… ある意味で時代の気分も追い風になったのかもしれませんね。
映像の遊び心が凝りに凝ってるので(それを堪能すべく)「吹き替えがオススメ!」とのことでしたが(同感だわ)、私は吹き替えを何回かみてのちの字幕… だったので、フランス語って、美しいなぁ、雰囲気だなぁ、と感じて、大いに満足。
個人的には、ジュネ監督によって切りとられたパリの美しさ。改めて、ジャン=ジャック・ベネックス監督の目によって表現されたパリが、じつに雰囲気だった『ディーバ』(とくに朝焼け!)が、再び見てみたくなりました。