『積木くずし真相』

「実際に、家族がテレビに関わる、その影響」の表裏を、幼少時より、嫌というほど知り尽くしてる(であろう)キャスティングの大胆さ(安達祐実杉田かおる)。それと、『人間交差点』の原作者として名をあげた、矢島正雄・脚本への興味から見たのですが… 圧巻!でした。
一世を風靡した、ほとんど現象に近い作品だけに、みんなして、役者魂、炸裂! その迫力と熱錬ぶりには、タジタジになってしまうほど。(杉田かおる、やはり役者としてホンモノですね)
でも、舞台裏話として、インタビューに答えてた安達祐実の「当時のファッションに(ド肝を抜かれて)唖然となりました。当時の不良って、本当に、こんなだったんですかぁ?」には、思わず爆笑。
当初バージョンの「…なぜ?」(激しく荒れてしまったのか?)の謎が解ける部分に「なるほどなぁ」なものがありました。おそらく、再びスポットを当てた意図は、話題性もさることながら、それがキモ部分だったんでしょうね。
改めて、大きなモノが動く時。それに関わった人間への影響も大である実例。家族の絆の重要さ、について、盛大に考えさせられることしきり。