されど、手応え

対応、というか、リアクション…で思い出したんですが、以前。ネットで読み、つい考えさせられたオハナシ… ある、女子大生が語ってたエピソード。
とにかく、彼女は人気者。電話もひっきりなしにかかってくるのが日常… だった模様、なのですが、ある時。風邪で頭がボ〜〜ッとしてた関係。いつものように、いつもの友人からかかってきた際、なんとな〜く相槌を打ってたら、急にテンション下がって、ポツリ。
「なんだか、つまんな〜い」
「…は?」
「だって、いつもは“キャ〜〜、羨ましい〜〜っ!”とか“悔し〜〜っ”とか“それ、食べた〜い!”とか、勢いよく言ってくれるじゃないの。今日は、てんで、反応、悪いんだもん… もう、切る」に、「……」だったそうでした。
それを聞いて、ふと感じたのは、人にとって「面白いもの」…それのひとつの大きな要素は「手応え」なのかもしれませんね。だって、先生も、なにが1番、凹むか、というと「反応が無い」のが、ワースト! と聞きますもの。
先日みた成瀬映画。『めし』でも、彼女の最大の不満原因は、日常における「手応えの無さ」でしたから。(生活の中で、「めし」としか言わなくなった夫…)
幸せな結婚をして、何不自由なく暮らしてるはずが、うんと不満を抱えてる場合。その原因の多くは、やったことに「手応えを見出せない」から… のように思われます。
細木数子内田春菊の場合も「自分にとって、専業主婦、最低…」と結論した原因は、このあたりですもんね)
逆に激務の中でも、生き生きとしてる場合。それなりの「手応えを見出せてる」からこそ、に思われて…
思わず、考えさせられます