侮れないぞ、声

クルマは無くても、PSXなら2台ある(!)我家… 現在。もっとも大活躍してる、不可欠なお道具かもしれません。
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先日より始まった『ホテリアー』をチェックしてるんですが、やはり、本国でも評判を取っただけあって、なかなか… でも、つい注目してしまうのは、いまや時の人な、ヨン様こと、ペ・ヨンジュン
吹き替えの声が『冬のソナタ』と違うのですが、それはそれなりに、なかなかに味… 『冬ソナ』から最初に知った方(私も、ですが…)は、昨今のCMにおける彼の姿の大氾濫で、もっとも「…えっ?!」と感じたのは、その「声」ではないでしょうか? 当人のお声って、結構。低目で、オ〜トナ〜ッな感じの美声ですよね。
冬のソナタ』では、物語が、高校時代からはじまるし、一途な感じとか、甘い雰囲気が醍醐味だったので、わざと、そういう(やや高目声の)俳優さんを選んだのかなぁ… と思ってしまったのでした。だけど、この『ホテリアー』で吹き替えをやってる方は、むしろ肉声に近く、やはり本職さんだけあって、とても自然で、イイ感じ
(やっぱ、声優さんと、俳優さんとでは、「微妙な勘所」、みたいなものが異なる、と思いません? 前者は「黒子に徹する」達人だけど、後者はどうしても「顔が浮かんでしまう」痛し痒しな部分があったり、とか…)
何より、クールな役柄に合ってます! なるほど。さすが、その道のプロ。その仕事ぶりは「安心して見てられるなぁ…」と実感してシマッタのは私だけ?
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また、声という意味では、『東京ラブストーリー』で、赤名リカ役の鈴木保奈美が、なぜ、あれほど光り輝いたかというと、抜群の表情の豊かさと共に、あの「声」の魅力って、大きいですよね。考えようによっては、アニメ声がドラマを席巻した、最初だった…かも。だって、それまでは、なまじ、あの声がゆえにコミカルな脇役に甘んじてた気がするんですもの…
声で勝った!という意味で、わが脳裏に最初に浮かぶのは、小泉今日子。なぜ、キョンキョンが、あれほどCMクィーンとして一斉風靡しながら、今もず〜っと長持ちしてるかというと、その秘密は「声」にある気がします。
おなじ「長持ち」という意味では、聖子ちゃんも、プロ根性が大したものですよねぇ… 歌番組を見てたら、数年前。すばらしい高音の伸びで、世を魅了した歌姫達が、びっくりするほど「声がでなくなって」て、驚いてしまうこと、しばしば。(ちょっと前なら、アムロちゃん。先日は、エブリ・リトル・シングの持田香織が「同じキー」では、えらい苦しそうで、驚いた)
でも、『東京ラブストーリー』、たしかに小道具は13年分、古くなってるんですが、会話のお洒落さ、抜群のテンポの良さは不滅で、全然、色あせてません。感心してしまったのでした。(なにより、電話がデカい! 服装、職場、住まいの「当時の最先端カタログ」ぶりには、感慨深いものがぁ…)ますます、目が離せない離せない…