ホテル・ハイビスカス

そんな青空気分のせいか、『ホテル・ハイビスカス』が、思いがけない「拾いものっ！」でした。
おんぼろホテル、ホテル・ハイビスカスに集う人々の群像劇…　「そんなのアリ？」ってぐらい、いかにも南の島らしい、風が空気が伝わってくるような、じつに大らかな、のほほ〜んとした空気が素敵なんですよ。
とにかく、ヒロイン。美恵子ちゃんが圧巻！　イメージ的には、野生児・ちびまる子ちゃんって感じでしょうか？　もう、おくちアングリになるぐらい、生命力、炸裂っ！
中江裕司監督の前作。『ナビィの恋』が、スマッシュ・ヒット！というか、「より分かりやすかった」ので、それに比べると、かなり地味かもしれませんが、ファンタジックな不思議要素も「ああ、この場所なら、ありえるかもしれない…」と思わせてしまうものがあって、しっくりきました。
ちょっと「心がお疲れ気味（とくに都会の喧騒に）」の方には、なかなかに、お薦めの一品…　かも。（冒頭のハイテンションさ、さえクリアできればね(^^;)ヾ）
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『インガンダルマの記録』「ホテルハイビスカス」