やるな、細木数子

噂の先入観から、やや、苦手気分。ずっと見るのはパスしてたんですが、はじめて細木数子をテレビで見て「やるなぁ…」なものを感じてしまいました。
なぜか、ふと思い出してしまったのは、昔。連れて行ってもらった、一流オカマ・バーの売れっ子さん達のトーク… それに近い「技」めいたもの、覚えたです。
毒舌がウケるには、熟練のマッサージと一緒で、ものすご〜く細心の勘所というか、技がありますよね。「ツボを的確に押さえる」意味でも…
やたらエラソー風なのも、意図的に「つくりこんだキャラ」とみたっ! (あるいは番組の裏側さんの指示でもあるの…かな? 視聴者の期待に応えて、わざと誇張してる感さえ…)
細木数子の場合は、最初に「ドキッとさせる」あるいは「おもわず反発させる」ような語で相手の意表をつき、構えたところで「じつは、ある意味で、かなりの正論」をじゅんじゅんと説くのが、面白いなぁ…と感じました。
具体的には「オンナ同士に、友情は成立しない!」と斬りこみ、相手を「なぬっ!」と思わせたところで「安易な親友気分。距離を縮めすぎたばかりに陥った、落とし穴の実例」として、自身のケースと、その逆な偉人の例をあげてたのに「なるほどなぁ…」
素の彼女は、まんまか、あるいは「全然、違〜う!」の両極などっちかだろうなぁ…