ドラマがほしい?!

きくところによると、書籍版『電車男』。か〜なりの勢いでもって売れてるんですってね。現代ならではのファンタジーですもんねぇ。同時に「誰かの空想によっては生まれえない世界」って意見に爆笑っ! …言えてる
ずっと『ホテリアー』、楽しみに見てたんですが、展開といい、シーンといい「ドラマならでは」感が満載で、そういう要素が、とくに素敵!… でした。
ことに、ペ・ヨンジュン演じる、シン・ドンヒョクなんて、クールで孤独な「猛烈に仕事のできる」ロンリー・ウルフ。最初は、敵役として、ややワルっぽいポジションなんだけど、強引なまでの情熱をぶつけたり、だんだん、愛にめざめて、人間らしくなっていく過程とか、その醍醐味たるや、少女漫画も真っ青。
「ありえな〜い」ことの連続、なのに、その世界に、ずっぽり相手を引っ張り込み、さらには、気がつくと、その怒涛の“ありえなさ”を期待させる、んですから、おそるべし。
これを下手に、現在の日本のドラマ的な、軽いノリで描くと「それって、嘘っぽくない?」と感じてしまうのに、全体を貫くトーンみたいなものに尋常でない引力。「納得させてしまう」んですから、ただただ、パワーを感じてしまうばかり。
とくに、全体を通じて感じる、それぞれが持つ“目力”、みたいなものの強さが、とくに昨今の人気の秘訣… なのかも。
ドラマをうみだすには「顔がイノチ」でもあるけれど、なにより「うむをいわさぬ瞳」が不可欠とみた!
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