本、雑誌
思えば、セカチューといい、この、今をときめくベストセラー作家・市川拓司。おそらく「語りつくされたであろうベーシックな物語」を、原点に返り、「改めて提示してみせる」手腕が卓抜!してるのに感心。 亡くなった大切な人が蘇ったとしたら、再会すること…
あらすじは、というと… その感受性の強さのあまり、学校へ行けなくなった中学生の少女。「まい」が、英国人である祖母のもとで、日々をすごし、その“ゆっくりとした、丁寧な暮らし”と交流の中で“魂を再生していく”珠玉の物語… もともと児童文学者協会新人賞…
でも「原作があるもの」って、難しい部分ありますよね。 オリジナルをこよなく愛してたダンナさん、やはりドラマ的な脚色やサイドストーリーが生理的に違和感、だったらしく、ドラマ版『電車男』からは、早々と脱落… (個人的には陣釜さん、好きなんだけどな…
やはり、実家に文庫本、ありました。 田辺聖子といえば、大阪に就職して大阪に移住した年、興味深く、何冊も読んだので、置いてた記憶あった分… 見つけることができて、ちょっと嬉しひ。 映画を見てる分、よりイメージが鮮明になり「うんと分かりやすかった…
亡くなられましたね、倉橋由美子。 彼女の名で思い出すのは、四国の学校に通ってた頃。なぜか『夢のなかの街』って短編が、ローカルに話題沸騰。 文庫本が、じゃんじゃん仲間内を回りまして「1度、読んでみて。ビックリするから… うんと才能ある人から見る…
また、願望エンターティメントという意味では、雑誌の煽り文句が大好きな私。同じ世代でも、その境遇やタイプによって全然、プッシュ部分が違うのに「へぇ〜〜っ」と感心させられてしまいます。 特に昨今は、30歳前後の女性ターゲットと思われるものに「こ…
しかし、そういう代謝の激しい中、このジャンルで十年以上もロングセラーを続けてる本ってのは、ある意味で凄いなぁ…と感じてしまいます。 この分野では異例の売り上げを記録し、栗原はるみの名前を世に知らしめた、『ごちそうさまが、ききたくて。』 (今、…
実用本というか、たとえば、ハンドメイドとか料理とかの本って、「あっ…」と思った瞬間、ゲットしておかないと、売れてしまったら、それっきり。 2度と再びお目にかかれなくて、ひゅるる〜〜っ、ってこと。結構、多いんですよね。古本屋では、まず出てこな…
すごく単純なことだけど、ネットを巡回してる内。「そうそう、私もぉぉ!」ってな声に出遭ったら、無性に嬉しくなってしまいますよね。 先日の押入れ整理で片づけた後。「それでも残った作品」のラインナップを眺めてるうち「あ… もう1度、読んでみようかな…
それと、最近、創刊ラッシュ(あるいは、まだ首都圏限定のパイロット版?)で目をパチクリしてしまうのが、オシャレ系、ゆっくリズム、というか、スローライフ。ナチュラル志向雑誌の雨後の筍のごとき、大発生ぶり!であります。 ますます、最初に、この流れ…
雑誌を観察してると、その世代やターゲットの「…いいなぁ…」や「羨ましいぞっ!」の方向性が、見事なまでに凝縮!されてるので、面白いなぁ、と感じてしまいます。 個人的には、最近、創刊のオトナ雑誌の動向が興味深くて、若い頃は男女共に「モテたい」「人…
という訳で、や〜っとこさ、半年がかりで終りましたぁ。うう、つい、エッセイとかの軽い読み物に走ってしまい、なかなか、この手の「濃厚な物語」気分になれなくて… 先に、『村上春樹、河合隼雄に会いにいく』の方から読んでたので、概要として、大変、興味…
若い子むけの雑誌って、いつだって格好な「時代の風見鶏」。 今朝、新聞を読んでると、昨今。成功してるファッション雑誌は、いっときのゴージャス、まきまき。「これを見よ〜っ」「ワタシが好き♪」系から、合コンに勝てる服、にスライドしたものがウケつつ…
でも、華々しさの裏にある、水面下の努力を実際に見てきたせいでしょうか? あるいは、幼少時より、いろいろなものを見聞きし、舌もまた鍛えられた賜物か、はたまた「門前の小僧…」なのかな? 本屋でみると、ケンタロウに続き、彼女のジュニアの心平氏もまた…
きくところによると、書籍版『電車男』。か〜なりの勢いでもって売れてるんですってね。現代ならではのファンタジーですもんねぇ。同時に「誰かの空想によっては生まれえない世界」って意見に爆笑っ! …言えてる ずっと『ホテリアー』、楽しみに見てたんです…
ついに発売になったんですね。 はじめて店頭で見かけて、なんだか、ほのぼの気分になってしまいました。 かの味わい深い、遊び心満載!な絵文字たちが、書籍になると、また微妙にニュアンスが変わってうつり(でも、雰囲気は充分、伝わる伝わる… ヨカッタぁ…
朝日新聞、夕刊での田辺聖子談が印象に残りました。「彼女に憧れて、彼女の発信するような世界を関西弁で展開したかった…」って部分に「へぇ〜〜っ」…ひどく納得してしまうものがあったのでした。そうか。そうだったのか…(というか、それだけの圧倒的、影響…
全シリーズを読んでるほどの熱烈ファンではないものの、その存在や軌跡自体に、心惹かれてならないものがありました。 個人的には、デビュー作の『悲しみよこんにちは』が好きだったなぁ。(映画版も、じつにイイ感じに映像化されてて、それはそれは雰囲気!…
共通して感じることは、年齢は変われど、多感な頃に芽生えた憧れ、価値観、習慣、みたいなもの。とくに「密かな想い」は、終生、かわらないのかもしれませんね。 だって、最初の「30代で結婚する」ってな企画にせよ、その斬新さは、決して、ありふれた結婚…
われながら、情けないほど節操無く、雑誌ミーハーな私… 発売日には、ただ“見出しを眺めてる”だけで、無性に、心楽しくなってしまいます(^-^) きくところによると、昨今。働くキャリア女性むけ雑誌の「30代で結婚しよう」みたいな企画が、スマッシュ・ヒッ…