ファッション雑誌に想ふ

若い子むけの雑誌って、いつだって格好な「時代の風見鶏」。
今朝、新聞を読んでると、昨今。成功してるファッション雑誌は、いっときのゴージャス、まきまき。「これを見よ〜っ」「ワタシが好き♪」系から、合コンに勝てる服、にスライドしたものがウケつつある…みたいな記事が興味深かったです。
いや、いつだって「男の子に好かれる」ってのは、若い女性のメインテーマでしょうがね。露骨にいうと「より稼ぎのイイ男性を、いちはやくゲットして、ちょっと余裕な専業主婦になりた〜い」みたいな空気が、より濃厚になりつつある、みたいな説に、ふと考えさせられるものがあったのでした。
それも、そういう(ターゲット)男性は、いつだって、やや保守傾向。それで、そういう好みに合わせるべく、驚かせない程度な匙加減。上手に女性をアピールして… ってな微妙な勘所には「おそれいりました〜っ」
ひとつには、先輩達が、キャリアを積み、華やかにしてたり、一方では、マダム層めいたものがあらわれたり、家庭にあれど、節約に励む姿を見ての判断な面もあり…ってな見解に、そうなのかぁ。均等法な流れの後ろ姿って、そういう風に見られての? みたいな、うむむ感があったです。
都市部に就職した時、1番、驚いたのは、一緒に働いてた子が「クルマの無い男性なんてオトコじゃないね」と、きっぱり。顔色もかえずに言い放った時、なにやら感動おぼえました。
先日の月9の台詞でも、「私と付き合うには、年収がヒトケタ足りないのよ」みたいな啖呵が、新聞の片隅に取り上げられてて、へぇ〜〜っ。「ある意味では象徴的なのかなぁ…」と感じたりしてね。
その対角線上に『電車男』さんのファンタジーはあるのでしょうか? なんだか、どんどん、男女でベクトルがパラレルになりつつある気がしますね。