不機嫌な赤いバラ

不機嫌な赤いバラ?テスのシークレット・サービス? [DVD]
どうやら、今週のテレビ東京さん。ニコラス・ケイジ特集なのかな? これまった、共演者の、大女優。シャーリー・マクレーンの、元気に、ひねくれ大統領・未亡人ぶりが生き生きしてて、えらい可愛く、想像以上に楽しめました。
ニコラス・ケイジは、それに振り回される、シークレット・サービス役ね。最初は、彼女のワガママと気難しさに、生真面目な彼は業を煮やし、衝突ばかりしてたのに、次第にデリケートな友情が生まれる展開も、マル。
そういう意味では、かのアカデミー賞受賞作品。『ドライビング・ミス・デイジー』と、基本骨格的には、劇似!なんですが、また違ったニュアンスで、見どころありました。(原題からして、意識しまくり?!との噂に「なるほどなぁ…」)
だって、シャーリー・マクレーンのファションが、うんと素敵… 場合によっては、いかにも、人気の元・ファースト・レディ然として見せるところも「…女優だわ…」
思えば、ヒッチコック映画の常連で、いかにも人の良さそうな、ジェームズ・スチュアートが、はからずして「どんどん、巻き込まれちゃう」展開が、なんとも言えずユーモラス。
サスペンスの緊迫感に、ほど良い緩み?を与えて、味わい深いんですが、そういう要素と、資質的にも、似てる部分ある… かもね。あの生真面目&少々、おトボけ具合が、いわゆるヒッチコック美人の輝きを「より際立たせてる」意味でも。
復活・トラボルタに、ブルース・ウィリストム・ハンクス… な〜んか「存在に、独特の愛嬌とユーモアがある」方ほど、作品的にも恵まれてるように思われるのは、気のせい?
美貌でならした、マット・ディロンなんかが、今ひとつ、スマッシュ・ヒットに巡りあえないのと対照的ですよね。ちょっと面白いなぁ…