な〜るほど

noho_hon2005-06-07

先日、チラッと最後の方だけ見た『キスだけじゃイヤ!』に、えらい感心してしまいました。
どうも男性側が、急に去っていき、姿を消した女性側のキモチが分からず、逃がした魚は… じゃないけれど、逆に、めらめら燃え上がってしまうことしきり。
「結婚したい、とまで思ってたのに、なぜなんだぁぁ! せめて… せめて、理由を教えてくれぇぇ!」と悶絶状態で応募した模様。
すると、ようよう番組側で探し当てた彼女側の「話があります。海遊館で待ってます」との回答に、男性。スタジオを飛び出していった展開にタマゲてしまいました。
そんなのアリ? (さすが、関西)
そして彼女のクチから出た言葉は「浮気をしてたのが(言い出せない分、よけいに)許せなかった…」とのことで、彼もアッサリそれを認め、会場も(をを、なるほど…)
彼氏の言い分によると、彼女がじれじれと、今ひとつ冷たいので、つい、他にふらふら〜っとなった、とのことだったのですが、紳助、ピシャリと「そりゃ、逆やで。女性は敏感だから、どんなに言い訳しても勘でワカル。彼女とデレデレしとった、その手で触らんとって!ってのが本音やないんかぁ?」と絶妙のタイミングで、ナイス・フォロー。
たぶん、彼としては彼女が本命だった分、必死で涙ぐましいアリバイ工作もしたんでしょうね。(仕事で多忙状態を、メールと電話でアイバイ工作しまくり。でも、彼女が会社に訪れて、すべてバレバレ)あるいは、結婚を意識してた分、遊びの虫がうずいたかな?
彼は必死で謝り倒し、本気のプロポーズ。でも彼女は「もう、遅いわ… 今、好きな人がいるの。彼は、とても真面目な人…」とのことで、あっさりふられたのでした。(我家では、この表情をみて「彼がいるってのは、たぶん嘘だね」ってことで意見が一致)
その後、彼女も溜飲が下がったか、実に晴れ晴れとした表情をみて「…そ、そうだったのかぁ…」気分がピカリンコ。
ユーミンの曲に『DESTINY』って、ちょっとビターで、だけど絶妙に人間心理を突いた名曲があるんですが、急に、そのキモチが分かったような気がしてね。(彼を見返したくて、いつもキメキメで頑張ったのに、再会の瞬間。なぜか安いサンダルをはいてた、ってアレね)
同時に、なぜ、紳助が、まるで何事も無かったかのように、元のポジションに、すんなり復帰しえたのか、見えたような気がしてね。
人間関係のドロドロにからむ、かなりエグい題材ほど本領発揮。上手に中和して、お茶の間サイズにし、笑いと共感をもたらすのは、…やっぱ、大した芸かも
しかし彼氏も「実家に戻ってた」彼女を探し当てられず、番組を頼った、だなんて、そりゃ、はなからダメダメだってば。
ひどく納得した次第でありました。