『風とライオン』

風とライオン [DVD]
やはり、名優は香り立つ!の見本、みたいな作品でした。
骨太なスペクタル、としても秀逸だけど、ショーン・コネリーキャンディス・バーゲンの存在感を「ただ、眺める」だけでも、一見の価値アリだなぁ… と感じたです。
噂では、ショーン・コネリー。007シリーズの主役、ジェームズ・ボンドのハマり役!として、名高いですが、彼ほど、年齢をもとともせず「花を咲かせ続ける」役者さんは珍しいかもしれませんね。
思えば、ボンド役も交代するたび「それなりの魅力!」なのですが、あの色気と気品は、なかなか出せるものじゃないんだなぁ…と再確認。
と、脱線してしましましたが、この作品では、原住民族リフ族の勇敢なる首領って役どころ。キャンディス・バーゲンの役柄は、当地に住んでいたアメリカの名門の未亡人。
この2人、育ちも生活習慣、意識や宗教(たぶん)も違うので、当初は、何かとパチパチなるですが、どこかで「無いものを持ってる」部分に惹かれ、密かに尊敬おぼえ、微妙な距離感が味わい深く、素敵でした。
特に彼女の息子が、彼に「男として」の憧れ込めたマナザシで「うっとり眺める」部分には、なにやら西部劇にも通じるものを思えて、微笑ましかったです。
それにしても、『ターミネーター』しかり、『インディ・ジョーンズ』シリーズ、に『タイタニック』しかり。「スペクタルに似合う」女性は、どっか通じるものがあって、興味深いですね。
「イメージ的に、四角い」と感じてしまうのは私だけ?