前進の糧は…

まだ、最終回はストックされたままなのですが、『がんばっていきまっしょい』の中。(部活内で、方針が対立した際の)「うちは、楽しく頑張りたいんよっ!」って、悦ネエの台詞が、うんと印象に残りました。
変な話ですが、不思議と「失敗が楽しい」と感じる領分って、たぶん「向いてる」というか… 「気がつくと登ってる」と思いません? やっほ〜っ
たとえば、自分の場合… 雑誌に載ってた読者スナップ。ごく何でもない、チェック布での、簡単・親子ペアに、うんと心惹かれ「こんなのが、自分でも作れるようになりた〜いっ!」と思いました。
それが、きっかけ… だから、結婚して初めてのバイトで、ミシンを手にした時は、大感激!
それこそ、製図や専門用語なぞ、当初。ほとんど、某国の暗号(!)としか思えなかったのですが、形になるヨロコビにとりつかれ、ただただ「作る」のが嬉しくて… 失敗の山を延々と築きつつ、いつしか「パズルを解ける」みたいな感覚を、心から楽しく感じました。
そして、正式に習った方なら、たぶん「最初に教わる」であろう、注意事項に「ああ、そういう意味だったのか!」と、ピコリ〜ンとなる「分かったぁ!」気分の嬉しさよ。
それは、さながら、遅々とした歩み。マニュアルなしでRPGの「謎解きが出来た!」感覚に近いかもしれませんね。
…って、ふと思ったんですが、マニュアルって、結構。クセモノ。
親切なようでいて、あると「ついつい、頼ってしまう」反面。そのようにして「答えが、あまりにも簡単に、隅々まで見えてしまう」と、楽しさが半減する、というか、な〜んか、ひゅるる〜っとなってしまう気がしません?
あるいは、同じ失敗でも「やったね。ノウハウ、幾つかゲット♪」な、収穫気分(!)になれるせい、かもしれません。
やっぱ、幾つになっても、どんなに些細なことでも「前に分からなかったこと、出来なかったことが、分かる(出来る)ようになる」のは素敵なこと。
ドラクエの(脚本担当)堀井雄二じゃないけれど、“面白いもの”、それは…「迷うヨロコビ」「探す楽しさ」って指摘に、「本当に、そうだわ…」と、しみじ〜み