『北京ヴァイオリン』

北京ヴァイオリン 特別プレミアム版 [DVD]
期待が無かったせいか、なかなかに面白かったです。天才バイオリン少年。上京&下町物語、ってな感じでしょうか?
我子の、芸術的・天分に、父親が濃厚に関わる意味では、『シャイン』や『リトル・ダンサー』が連想されたですが、少年のバイオリン演奏シーンが、いかにも堂に入ってて、少なくとも真剣に弾いてる分。(実際の音は、中国の有名なバイオリニストの演奏みたいですが…)素直に感情移入できました。
下町モノに目がない私としては、愚直なまでに純朴で、必死なお父さんや、ちょっと屈折気味な最初の先生や、同じアパートの気の強い年上美人さんも、イイ味出してる〜ぅ。
あとの先生を含め、基本的には「み〜んな、イイ人」なのが、マル、でした。(通には、このあたりの甘さが、やや抵抗感みたいですが…) 唯一。最後のライバル少女の意地悪も、「音楽への強い愛」ゆえに思われて、許容範囲内、だわっ
なぜか、勝手に『山の郵便配達』(好き!)の監督さんと思い込んでたんですが、じつは『さらば、わが愛/覇王別姫』の陳凱歌の作品だったと知り、どひゃ〜〜っ! (芸域、広いのね)でも、芸術モノって意味では、共通項がある…かも。