クニの音

noho_hon2005-02-15

小5から大学まで、四国で暮らしました。よって、本州に上陸(!)したとたん、列車がす〜っと音も無く、なめらかに発車するのに驚いたです。
だって、四国は、未だ鉄道が全面的にディーゼルゆえ、発車する時、独特のがったん、という加速感と、プォ〜ンという警笛音が聞こえるんですもの。だから、帰省した時なぞ、石川啄木じゃないけれど、言葉と、この列車の音!みたいなもので「…わぁ、戻ってきたなぁ…」と感じるんですよね。
また、全国を転々としてると、言葉(とくに語感)の変遷、みたいなものが興味深くって。
就職で関西にでてきた時、とくに大阪南部の女の子達が、共通して、フランス語じゃないけれど「ちょっと、鼻にぬける」ような、じつに響きのイイ発音をするのが印象的で「…わぁ…」と感心しました。
お笑い文化が、すみずみまで浸透してるせいか、老若男女をとわず、習慣的に「ハナシに笑いを盛り込む」「オチをつけようとする」サービス精神にも、大いに感動おぼえたしね。
そういう意味では、気候の影響、侮れません。瀬戸内とか京都では「語尾を丸める」というか、意図的に、“まろやかに響かせる”のに「へぇ〜〜っ」。(「〜よえ」とか、「〜はる」などなど)
それが関東にくると、対照的に、語尾をポンポン切れ味よくしてるのは… やはり江戸文化の影響でもあるのでしょうか? ちょっと面白いですよね。