『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 コレクターズ・エディション [DVD]
惜しむらくはワタクシメ、チャンチャンバラバラとか、ドンパチとか、ちゅど〜ん、などなど。その手の、活劇リズムが、よく出来てれば出来てるほど、脳内シンクロして子守唄になりやすいので、そういう系統の作品は、絶対に、巻き戻してリトライできる家庭用に限るっ!
とにかく、噂通り「よく出来て」ました。きっと、監督さんをはじめ「この作品を熱愛してる」方の情熱によって、この奇跡は生まれたんでしょうね。
もちろん、特殊映像効果なぞ、あっと驚く映像美と迫力に満ちたイマジネーション!に舌を巻いたんですが、やはり特筆すべきは、何より、キャスティングの大勝利!だったような気がしました。
噂によると、原作ではフロドは、中年のオジサンなんですってね。でも、映画の世界では、彼は、いかにも人の良さそうな、ピュアピュアそうな美少年、イライジャ・ウッドでなければ「ありえな〜い!」とさえ思われて。
だって、考えてみると、むちゃくちゃ理不尽な使命!ですもの。そして、最大に見どころ。それを支える、数々の熱い友情も、彼が、ああいう存在感でなければ、周囲が「そこまで燃える」理由に納得感が無かったように思われて。
ホビット族のみなさま、ひとりとっても、登場人物が、それぞれに、カブらない絶妙な配役に「…うんうん。そうじゃなくっちゃ…」と感じました。どうしても目立つのは、女性の目からすると、金髪ロンゲ美形のオーランド・ブルームですが、王も、エルフな姫君も、仙人系ジーサン(失礼)も、すばらしい〜っ。
普通。シリーズになると、なにかと2作目後半、お金を使った割には面白さが落ちるですが、同時に撮ったのも、マルだったのかもしれませんね。3作目が1番、評判!ってのは珍しいかもしれません。
アカデミー賞の数々に輝いたのも、大納得!