アニメ化でパワーアップする場合。逆の場合

あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)
場合によっては、アニメ化(色をつけたり、動かしたり)しない方が雰囲気だったのなぁ…って場合もあるのは、昨年度。はじめて衛星放送で『綿の国星』の映画版を見た時、痛感してしまいました。
台詞もシーンも、寸分たがわず再現されてるのに、圧倒的に原作側に軍配!だったんですもの。
逆に、モノクロ&二次元ならではのイマジネーションの芳醇さと、大島弓子の天才ぶりを再確認するばかり。
でも、場合によっては「音(声)がつく」ことによって、「ああ、こんな感じだったのか…」と、なおいっそうイメージが喚起される場合もありますよね。
たとえば、『あずまんが』… 特に、大阪さんの、関西弁で脱力系の、なんとも、すっトボけた天然キャラぶりとか、とくに各自のキャラがじつに活き活きとしてる分、パワーアップして素敵でした。(アニメをみて初めて、キャラの「個性が認識できた」ほど)
エンディングテーマといい、音も、とくにヨカッタよぉ…  個人的には、なぜか、この世界がもつ空気に、冬の更衣室(!)の能天気騒ぎを思い出してシマッタりしてね。
(「隙アリッ!」と冷たい手で触っては、悲鳴を上げさせ、大喜び。その傍らでは、体操部の子が、優雅に倒立してるしぃ)