ギャラリーフェイク

ギャラリーフェイク: 傷ついた「ひまわり」 (1) (ビッグコミックス)
そういう意味で、色がつき、動くことによって「ああ、こんな感じだったのね」と、めちゃくちゃビビッドになった作品かもしれません。とくに名作をベースにしてる分「ふむふむ、そうなのか…」と薀蓄部分にも大納得で、盛大にうなずいてしまうことしきり。
なぜか、分からないけれど、私。この作品に接すると、「ああ、これは『ブラックジャック』だな」と感じてならないんですよ。
人物配置(主人公が、天才的な手腕をもちながら、一種。ダーティ・ヒーロー)といい、展開といい、その醍醐味といい… 特に、フジタとサラの関係に、ピノコの存在感。そして、距離感が、二重写しになって仕方ありません。
密かに、彼にささげたオマージュなのかも?と、ひとり勝手にニマニマなのでありました。
(ちなみに、『MONSTER』も、私。ベースにあるのは「ブラックジャック」みたいな気がして。かの、名作エピソード。助けた子が、やがて国のトップになる展開の逆バージョンというか、そういう問いかけ、みたいな気がしてならないのでありました)
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ひさやさんの『押し入れ主張』「ギャラリーフェイク 第18話」