似た者引力

noho_hon2005-03-16

不思議なもので、「…妙に馬があうな…」ってな相手を、だんだん知るにつれ、意外な部分に共通項があることが発覚し、「あらま〜〜っ」となってしまうことって、少なくないと思いません?
たとえば、我夫婦。じつは親が、かなり年配で、同世代と比べると、ひとまわり近く上。よって、婚約の時、両家の親達が顔を合わせたら、思いっきり年金問題で盛り上がってしまったのには、タハハ…なものがあったです。
学生時代も、見た目。思いっきり極悪コンビ!ってな2人と、妙に馬があい、一緒にいると、笑いっぱなし。ドリカム状態(!)で、じつに楽しかったんですが…
ある時「ところで、おふたりの、なれそめは?」と尋ねると「そうだなぁ… 高校の入学式でさぁ。ずずいと見回した瞬間、“ああ、ココにトモダチおらんな…”と悟ったんだよ。
ところが、コイツを、はじめて見た瞬間、ピンときたね。この、目つきの悪さ。でろでろと漂う、邪悪なオーラ。“…いるじゃん、いるじゃん”とニヤリなったもんな」と言ったら「え〜〜っ、そうだったんかぁ!」と慌ててたのには、思わずブハッ!
「俺達、ともに、思いっきり父親が苦手で、バチバチの歴史!”だもんな〜〜っ」ってのも、吹き出しましたよ。(反抗エピソード、おかしすぎ)でも、知るにつれ、それは、かぎりなく愛憎入り混じったもので、じつは、盛大に意識しまくり!な部分も可愛かったんですがね。
この1人が、ある日。「あのさぁ… 今日、別れる時。お願いだから“明日もまた会える”みたいな感じで、いつものように、元気に手を振ってくれる?」と、しんみり言われた時、急に色んなことに辻褄があい、合点がいきました。
ああ、そうだったのか。彼もまた、転校生だったんだね…って。
思わず「うん、いいよ」とニッコリ。
また、その相方君も、私が転勤族ジュニアと知った時。「あのさぁ、転校ってさぁ。リセットできるのがイイと思わん? どうせ、つきあうの、短いんだから、“今度は、どのキャラでいこうかなぁ…”と、考えただけでワクワクする」ってのも、すっごく「…分かるっ!」と感じてしまいました。うんうん。そうでも思わなきゃ、やってられない、よね。
だから、3人。妙に波長があったんだなぁ。見た目は、極端な落差で、(彼等、ワルっぽすぎ。私、イモすぎ)見てる人がみな「どうしてへ?」と怪訝そうな顔するのが、ひどく愉快だったりした、ですが。すっごく盛大に、「納得!」してしまった部分です。
そういうケースの、あまりの多さ。ちょっと、面白いなぁ、と思ってしまうのでした。