『優しい時間』

本当に毎回。製作側の「丁寧な仕事ぶり」を感じるドラマでしたが、気のせいか、倉本聰が自ら脚本を書いてると時と、原案に回り、違う人が脚本を書いてる時とでは、微妙にティストが違ってた気がしません?
それって、あの『トリック TRICK』シリーズや、『池袋ウエストゲートパーク』で、堤幸彦が演出を手がけてる時と、そうでない時を「エンドロールで、勝手にビンゴぉ遊びする」感じに近くて、我ながら、オタッキー、とニヤニヤだったのでした。
ドラマは、いつも時代の鏡。こういうスローフード系な、あえて、ゆっくリズムな作品が製作されることに、クドカンが牽引する、遊び心満載なハジケ系とは対照的な、ひとつの「新しい流れ」を感じますね
コーヒーをひく“いい匂い”が伝わってきそうな作品でした。