ハロー、アルコール

noho_hon2005-05-21

思えば、はじめてお酒を舐めたのは、小学校低学年の時。
親が粕漬けで酔うような下戸だったもので、家には甘〜いワインか梅酒ぐらいしか無かったのですが、土曜の夜、家族でトランプして勝つと、ちょびっとだけ舐めさせてもらえるのが、オトナ気分。なんとも嬉しくてね。
でも、そのせいかどうかは定かでは無いのですが、急に算数(当時は九九)の成績が急降下し、慌てて禁止令が出たのでした。しょぼ〜ん。
そんなこんなで、事実上の酒の席は、学生になってのちの、新歓コンパの時。
上記のように、親が下戸ゆえ、どうしても酔っ払えない腹いせ?か、アンチ派・炸裂させ、お酒で身をもち崩した親戚のエピソードをよく話してたたので、かなり意識の中で、ダーティ・イメージだったのですが、
思えば、親戚の集まり(基本的に下戸集団)の中、珍しく、お酒大好き人間の集団が、やたら声が大きかったり、くだを巻いたりするのに「……」だったものの「みんなで酔えば、怖くない!」事実を知り、これは大きな発見!でした。
大魔神じゃないけれど、場合によっては「人が変わる?!」変身ぶりも楽しくて。
スクエア人間だと思ってた先輩が、中の人が現れ(!)げらげら星人や、プチ・エロエロ怪獣と化すのも、「出たな、妖怪!」って感じで可笑しかったりして。
お城の下を、ほろほろ集団で歩きながら、些細なことが可笑しくて、笑い転げ、ジャンケンしては、グリコ・チヨコレ〜ト、などするワクワク感が、これまった新境地。
「そっかぁ、人は成長しちゃうと子供には戻れないから、こんな風にして“子供に帰る”のかな?」と妙に感心した記憶あります。
でも、結局のところ、似た者引力?で、飲まずに能天気&ガキンチョ化する展開が「みんなでやれば怖くない」なのに「……」だったんですがね。
婚約時代。銀座で「真昼間から、ランチ・ビール(!)」して、青空がキラキラだった新鮮さは、神戸の異人館通りの坂で「はじめて、歩きながらアイスクリーム」の感動ともども、今も忘れられないのでした。
いや〜〜っ、生きてると、思いがけないものに出会えて面白いよね。