テュシュ配りの極意

気のせいか、評判になるCMって、「からみついちゃう」系か「ドッキリさせる」系だと思いません?
大阪で勤めてた頃、めちゃくちゃ印象に残った台詞で、後輩のこういう知恵、というか発言がありました。
「先輩。ティシュ配りの極意を教えてあげましょうか? 私、学生の時、バイトしてて、研究したんですよ。そして、発見したんです。短時間で膨大なノルマを達成しようとしたら、コツがあるんですよ。それは…
    まず、急所を狙うんです!
すると人間、不思議なもので、“危機を感じる”と、本能的に“手が出ちゃう”んですね。そこをめがけて、有無を言わず渡すんです! 考えさせちゃ、イケマセン。
いったん前の人が取り始めると、後ろの人も、自然と釣られて取りますから、その“流れをたやさない”ことが何より、なんですよ。これ、絶対っ!」
「あのぅ…急所って…」
「そう、ご想像の通りですっ!(赤面) 人間、必死になれば、何でも出来ますって(きっぱり)。健闘を祈りますぅ」
ちなみに彼女は、むっちゃお嬢さん学校、出身のレディで、その、おっとり口調と、浮世離れしたキャラとのアンバランスさが、じつにナ〜イス、でした。
この法則。個人的には、評判になったCMを見るたび、脳裏をよぎってなりません。
とくに、メディア関係。かなり多くが、この法則にのっとってるように思われて。