青春は自転車?!

それにしても、『冬のソナタ』でも印象的だった、“自転車ふたりのり”シーンじゃないけれど、青春に自転車ってつきもの、なのかな?
先日の『ハチミツとクローバー』に、ウケてしまいました。(竹本君の、自分探しエピソード) ほとばしる思い、迷う心には、やっぱ、「風を感じる」二輪が似合う?!
思えば、新歓コンパの時。「おまえさん、どっからきたん?」と先輩に問われ、素朴に答えたら「をを、あの町には、生涯。足を向けて寝られんっ!」と後ずさりされて、パチクリ。
「じつはなぁ、1回生の頃、失恋のショックから、衝動的に自転車で傷心旅行に出かけてなぁ。そこまではヨカッタんだけど、うっかり財布、忘れたんよ。笑っちゃうだろ? そのことに気づいたのは、なんと、峠をはるか越えてから
で、日は暮れるわ、腹はへるわ…で、“もう、1歩も動けん…”と、道端に、へたりこんどったら、その町で、トラクターに乗った老夫婦が、パタパタ…と通りかかってな。“にいちゃん、どないしたん?”
で、結局。夕飯、食べさせてくれて、泊めてまでくれた。しまいには、“いいから、もってけ… 困るだろ?”と、小遣いまでくてなぁ… おかげで、人生観、変わったよ」なエピソードに、ほのぼのしてしまいました。
いかにも…な、のんびりした土地柄とあいまって、忘れられないのでした。