『超時空要塞マクロス 〜愛・おぼえていますか〜』

超時空要塞マクロス ?愛・おぼえていますか? [DVD]
いやぁ、名前だけは知ってはいたんですが、作品を実際に見るまでは、思いっきり伝言ゲームの世界。「歌で敵を倒す? んなバカなっ!」だったものの、全編みると「なるほどなぁ…」と、思いっきり納得してしまったです。
噂によると、テレビアニメとして人気をはくして映画化された?ものの、あえて総集編にはせず、完全なオリジナル・ストーリーにしたあたり、「それって、正解っ!」との声が多かったのも、面白いなぁ、と感じました。ある意味で、画期的!ですよね
でも、考えてみると、ちょっと前あたり。月9で、『アンティーク 〜西洋骨董洋菓子店〜』が、目には、美男子&世にも美味しそうなケーキ達、耳にミスチル。まさに、エンターティメントに徹した、OLさんの御馳走!と、「その手があったか…」感があったのですが
青少年の大好物。アイドル歌手と、ロボット・アニメを合体させたら、こうなった…の感で、ほとんど「発想の勝利」?!(個人的には、オコサマが見るには、やや、流血度が高くない?とも思ってシマッタですが… 今時、野暮天かしら、ね)
設定も、本格SFファンをも唸らせそうに、じつに「筋が通ってた」し、さらには、細やかな恋愛要素まで盛り込み、アクション・シーンなぞ、当時の技術から考えると、アッと驚くほどの「渾身の力を込め」ぶりに、製作者達の情熱を感じてしまったです。やるぅ…
考えてみると、戦場で、歌声が、はからずして心の交流をもたらした、という意味では、実際。リリー・マルレーンの例がありますもんね。
調べてみると、この年には、この作品と『ナウシカ』と『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』が公開されたんだそうで… そういう意味でも、凄いっ!
エンドロールを眺めてると、あの、『エヴァンゲリオン』の庵野秀明の名前も見られ「…では、彼はこの時期。“腐ってやがる”の巨神兵を描き、この作品をも手がけた訳?と、目をパチクリ、なものがあったのでした。やはり、頭角をあらわし、やがて一世を風靡するぐらいの方は、確実にイイ仕事してますよね。
ああ、いつしか、どんどん、エンドロールが興味深くなってくる自分(のオタク道、ずんずんぶり)が怖いっ?!
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